家族葬の費用を抑えるコツ
2023/12/15
家族葬は、身内だけで行われるお葬式であり、最近ではよく選ばれるようになってきました。しかし、費用が高いと感じる方もいらっしゃるかもしれません。そこで、本記事では家族葬の費用を抑えるコツについて紹介します。
目次
予算の設定をする
葬儀は、始めにだいたいの予算を決めることが重要なポイントです。葬儀というのは、生前の思い出を形にするとともに、故人としばらくのお別れをするとても大切な儀式です。しかし、その一方で葬儀にかかる費用は大きくなってしまうこともあります。こうした問題を解決するため、始めに予算の設定をしっかりと行うことが必要不可欠です。何にいくらかかるかという細かいことはご存じない方が多いと思います。省くことができるものと、絶対に省くことができないものがありますので、あらかじめ複数の業者さんに見積もりをとることをお勧めします。そうすることによって、必要なものとそうでないものが分かってくると思います。
家族葬をあげる式場を選ぶ
家族葬をおつとめするにあたり、適切な式場を選ぶことは非常に重要です。葬儀業者は故人やご家族の希望に応じて、自社の斎場や提携斎場の中から最適な場所を提案してくれます。
家族葬は、葬儀にお参りする人数によって式場の規模を決めます。また、駐車場の台数や、駅から徒歩で行けるかなど、交通の便なども考慮しなければなりません。
駅から歩くことができない場所、車は何台停められるか確認しておくことも必要です。 家族葬は少人数で行うため、思い出深いひと時を一緒に過ごすことができます。そのため式場選びは重要です。
式場にお供えするお花や飾り付けをどう選ぶか
家族葬では式場にお供えするお花や飾り付けをきめなくてはなりません。最近はお花で祭壇を作る方が多いです。費用と相談しできる範囲でお飾りをします。お寺の本堂で葬儀を行う場合は、祭壇を作る必要はありません。
なぜなら、お寺の本堂は仏の国をイメージしているので、本堂そのものが仏の国だからです。仏の国に生まれていく故人をそのままご安置するのです。どのようなかたちになるか、一度ご相談ください。
葬儀は、仏に成った故人が仏の国に生まれていくことをいただく儀式です。それはまた、しばらく故人とお別れをすることを意味します。故人との出会いと別れをしっかりと心に刻み込んでいただきたいと思います。
お通夜をおこなわず、1日葬を選ぶ
お通夜や法要は故人を偲んで行う大切な儀式ですが、長時間にわたって行うために参列者の負担が大きくなることがあります。このような問題を解決するため、近年ではお通夜を行わない1日葬が多くなっています。時間を短縮することで、参列者の負担を軽減すると同時に、経済的な面でもメリットがあります。葬儀費用は一般的に高額であり、時間の短縮は費用削減にもつながるため、葬儀費用が抑えられることが期待されます。 しかし、短時間にまとめることで故人に対して失礼になってしまわないかという心配もあるかもしれません。そういった問題はお寺の住職などにご相談していただいて解決していくことをお勧めします。
1日葬にすることによって、食事代を抑える。
葬儀は故人の人生を振り返るという意味もあります。そのような大切な場で、食事はその後の懇親会の一つの要素として、皆様にとって快適な時間を過ごしていただく為に欠かせないものとなっています。
しかし、お通夜ではお参りいただく人数がわからないため、多めの食事を用意しなくてはならないかもしれません。しかし、1日葬の場合通夜を行わないため食事の費用をおさえることができます。葬儀を行いその後火葬、式場に戻って、お食事をすれば人数を把握できるからです。