家族葬とは?仏教の教えを活かしたお葬式の提案と相談
2023/12/07
家族葬という言葉を聞いたことはあるでしょうか。家族葬とは、故人の家族だけで行う小規模なお葬式のことです。家族葬は、仏教の教えを基に、故人としばらくのお別れをするとともに感謝の気持ちを大切にするスタイルです。ここでは、家族葬の提案と相談についてご紹介していきます。
目次
家族葬とは?
家族葬とは、一般的には身内だけが参列する葬儀のことを指します。昨今では、核家族化が進み、葬儀に参列する人数が減ってきています。家族葬は、場所や式の形式も自由度が高く、費用も抑えることができる点が特徴です。家族葬でも、お参りや弔問などのあいさつを受け付けることができます。また、近親者同士で式の進行や追悼の言葉を述べたり、お花や供花などを飾り付けることもできます。お通夜を行わず、一日葬と組み合わせた家族葬が多くなっておりますが、夕方から夜に行うお通夜の方がじっくりとお別れができるという方は、通夜・葬儀と家族葬を組み合わせた形式で行うことが良いでしょう。
お葬式は宗教行事です
お葬式は宗教的行事です。「死」は仏に成ることを意味しており、故人は遺された私たちを導く存在にならられたということをいただくのです。お葬式は、故人の遺志や家族の希望に基づき行われる場合が多く、仏教の教えに基づいたセレモニーなのです。 仏教の教えでは、死は悲しいことでありますが、命をいただくものすべてに例外なく訪れる事実であると考えます。故人との出会いと別れを振り返り、今後の私の人生に大いなる意味を与えてくれます。
人間は誰しも、いつまでも若くありたい、健康でいたいという願いの中で生活しています。しかし、これは願いでしかないというのも事実です。願いでしかありませんが、今いただいているいのちをしっかりと受け止めていくことが大切であると思います。お葬式は愛する者の死から「命の事実」をいただき、この私もやがては後についていく身であるということを受け止めていきましょう。
家族葬のメリットとデメリットとは?
家族葬とは、故人と直接関係のある家族や親族だけで行う葬儀のことを指します。家族葬には、以下のようなメリットがあります。 まず、コスト面でのメリットが挙げられます。規模が小さいため、大きい式場を必要としません。それにともなって、祭壇も小規模になります。お寺の本堂で行えば、祭壇を全く必要としない形をとることもできます。
一方で、家族葬にはデメリットもあります。まず、参列を希望する人を絞り込む必要があります。また、大勢の弔問客が来ないことで、故人がお世話になっていた人の中にお別れを言えないということも考えられます。あとから、なぜ知らせてくれなかったのかということに対応しなければならないこともあります。 以上のように、家族葬にはメリットとデメリットがあります。葬儀を考える際は、慎重に検討することが必要です。
家族葬を行う際の手続きや費用について
家族葬は、家族だけで行う小規模な葬儀であり、費用を極力抑えることができます。家族葬を行うためには、まずお寺か葬儀社に相談し、希望する日時や場所などを伝えます。お寺や葬儀社は、葬儀の進め方や手続きなど、細かいことまで丁寧にご案内することができます。葬儀の内容や費用についても、事前にしっかりと相談することが大切です。一般的な家族葬の費用は、20万円から40万円程度と言われています。
「家族葬〇〇円から」という言葉には注意も必要です。「から」には落とし穴もあります。家族葬が「10万円から」と本当に10万円からできるということは違うのです。「〇〇円から」ではほとんど最低限のものしかなく、これでは普通の葬儀ができるれべるではないということもありますので、注意が必要です。
お寺に相談する。複数の業者さんに相談することがよいです。お寺にしても業者さんにしても、家まで来ていただくと、断りにくいので電話をするかこちらから足を運ぶ方がよいでしょう。
家族葬の相談や疑問点を受け付けています
法善寺では、皆様からのさまざまなご相談やご要望に対応しております。お寺に直接いらしたことがない方は少し抵抗があるかもしれません。そのような方は、お電話で対応も可能ですので、お気軽にご連絡ください。
お一人で悩まず、まずは一度ご相談ください。